FLOWER POWER

1960年代後半から70年代初めにかけての
『フラワーパワー』運動にインスパイアされています。
これはビート派詩人のアレン・ギンズバーグが反戦活動を
平和的で肯定的なものに変えるため1965年に生み出したものです。
花の刺繍と自然の色に象徴的な意味を込め、
古くからのしきたりに従う従来の社会を拒絶し、
愛と平和とシンプルな理想主義的価値を唱えています。

ベトナム戦争に反対した抗議運動は、カリフォルニア州バークレーで始まり
抗議参加者にギンズバーグは、“大量の花”を用意し
警察官、マスコミ、政治家、見物人に
手渡そうと提唱しました。

平和の夢と愛の力は、今シーズンのコレクションに反映されています。
サスティナビリティーの視点から独特のアプローチをしました。
オレンジブラウンの中間色、目に飛び込む青い空、サンセットのオレンジ、
草原や小麦畑のグリーン、鮮やかな色が野生の草花を思わせます。
さまざまなシーズンの糸、生地、装飾を再生・再利用しています。
古いものと新しいもののミックス＆マッチ、調和しないパターンの
併用、パッチワーク、シルク、新しいテクスチャーや素材を
昔懐かしいものと組み合わせることで新たな息吹をもたらしています。